もらい泣き 国際恋愛の難しさ

久しぶりの投稿になりました。

悩んでいる時って、なかなか言葉がでないものです。

何かを言いかけて、何かを書きかけて、「やっぱり違う、やめた」というのの繰り返し。

言葉って、余計な一言はポンっと簡単にでてくるくせに、本当に言いたいことはなかなかでてこない。どうでもいいことばかりが口から出てきて、心は寡黙になってるような感じ。

 

 

最近、少しまたエネルギーが戻ってきました!

 

さて、本題。

国際恋愛について。

私は3年半ほどヨーロッパのある国の人とお付き合いをしてきました。一応(?!)フィアンセでございます。

みなさんの国際恋愛のイメージってどうでしょう。私は、自分が国際恋愛をするまでは、「なんかかっこいいなー!」「楽しそうだな」と思っていたし、まさか自分がそうなるとは思っていませんでした。全く。

 

実際は、かっこよくもなく、大変なことばかりで、周りの反対などもあり、楽しいことばかりではないです。でも、これはどの恋愛にも言えること。嫌なら別れればいい、それだけのこと。私は基本的に、そう考える人間なので、国際恋愛を特別に思っていることはありません。

 

でも、一つだけ国際恋愛が国内恋愛(そんな単語あるのだろうか・・・)とは違う点があります。

 

なんだと思いますか?

 

距離が遠いこと?それは日本国内でも同じこと。大阪と東京でも、それはそれは大変です!

 

親同士がコミュニケーション不可能?確かに、会話ができることは少ないですよね。ポーランド語と日本語とか・・・。ですが、それは親同士の仲が悪ければ疎遠になったり、会うこともなかったり、そもそも一般的にはあまり関わりがないだろうから同じこと。

 

言語の違い?これが問題になるくらいなら、そもそも長くは付き合っていかないですよね。意思疎通のツールとして、言語は本当に大事ですから。この点については、日本人同士の恋愛と、そう変わりはないと思ってます。正直、たまに日本人同士でも分かり合えないことはありますもんね。言葉も意図することも伝わらないって、結構あると思います。

 

 

では、国際恋愛だけが抱える問題点とはなんでしょうか。国際恋愛と国内恋愛の一つだけ異なること。

 

 

 

 

それは、『国籍が違うこと』です。
他のことはどうにかなっても、これだけは変えられない。結婚して国籍も変えればこれも無くなるのですが。そんなに単純なことではないんですね。

 

留学していたこともあり、私の周りには何組かの国際カップルがいます。先日、とっても尊敬する女性とそのパートナーに会ってきたのですが、ふたりもなかなか大変な状況に置かれていて、悩んだり、泣いたりしていました。

目の前にいる大切な人が泣いているのをみて、こんなに苦しい気持ちになって涙がでてきたのは久しぶりのことでした。


でも、彼女はとても強い。だって、私が「好き」だけじゃどうにもならないこともあるって諦めかけていたことを、「絶対簡単に諦めちゃいかん!」って言い切るんだもの。諦めるなって人に言うのはとても簡単です。でも彼女の言葉は簡単に出てきた言葉じゃなかった。泣きながら、自分も何度も諦めそうになりながら、これからもすっごく悲しい時間が待っていながら(彼が母国にしばらくの間帰ってしまうのだそうです。どれくらい離れていなければならないか、わからない状況。)、100%何があっても彼と一緒にいるって決めてる。だから、彼女の言葉がとても響いたのだと思います。もうちょっとなんとか頑張ってみようって。

 

そんなに大変なら、周りにも反対されてるなら、やめておけばいい。本当にそうなんだけど、私の中では国際でも日本人同士の恋愛でも、相手のことを好きで相手も自分を大切にしてくれる限り、別れるべきではないのです。刺激しあって、一緒に成長してきた仲で、「この人がパートナーで幸せ」って思っている限り、大人の事情という言葉で誤魔化すことはしたくありません。だって、後から後悔するのは嫌だから。

患者であること 医学生であること 女性であること

今日は病気について書こうと思います。

私が4年ほど前に診断されて、これからもずっと付き合っていくであろう病気のこと。

 

 

一人の患者として病気のことをもっとたくさんの人に知ってもらいたい。

こんな病気もあるのか!とか、

自分と一緒の病気だ!とか、

自分も病気があって同じような思いをしたことある!とか。

なにかを感じてもらえればよくて、

かわいそうに、病気になっちゃって。

っていう風にこの記事に同情してもらうのが目的ではありません。

 

 

また、医学生として、患者の気持ちに寄り添える人間になるために、

いつも考えていること。

医療従事者や将来医療現場に関わる人たちに読んでもらいたいことがあります。

 

そして女性であることで、抱える悩みもあります。

 

 

視力が低い人、うつ病の人、虫歯のある人、耳が不自由な人、貧血の人、腰痛や頭痛持ちの人、・・・

みんなそれぞれいろんな不自由や病気を抱えて生きていますね。

 

 

メガネをかけている人、少し神経質な人、歯を磨くのが苦手な人(それだけの理由で虫歯ができたのではないけれど)、補聴器をつけてる人、朝起きるのが辛い人、湿布を貼りながら毎日がんぱってる人、雨の日は頭がいたくて憂鬱な人・・・病気って個人にとっていろいろな解釈ができます。

これって、個性でもあると思うんですよね。

同じ病気にかかっても、個人個人によっての”病気”は意味がいろいろです。

 

だから、私は、私にとっての病をここに書きたいと思います。

私の病気はITP。日本語では特発性血小板減少性紫斑病。

自分の体にあって、本来は病原体を退治すべき戦隊が自分の体を攻撃してしまうことによって起こる病気(自己免疫疾患)の一つです。

血液の中の、血小板という出血を止めるのに必要なもの数が減ってしまいます。

少なくなりすぎると、出血傾向が現れます。最悪の場合、脳出血で死に至ることもあります。薬や、輸血や、脾臓摘出などの治療法、対症療法があります。

 

治療方法が確立されていないため、国からの経済的サポートを受けられる特定疾患、俗にいう難病。

一ヶ月の医療費がある一定以上(これは世帯の収入によります)を越えると国から医療費がカバーされます。

私の場合、現在は2ヶ月に1回の血液検査のみで、薬の服薬はありません。

薬の副作用を避けたいので、できたらこのまま数値が安定して薬なしでいけたらいいな、と思っています。

しかし、今後何が起こるかはわかりませんし、緊急時の治療のための医療費は莫大なものになりかねないので、この制度はとても心強いものです。 

ただ、申請は面倒で、更新は毎年必要で、揃える書類もたくさんあり楽ではない作業です。

 

 

 

この4年間、不安になることがたくさんありました。

病気を診断されたとき。その時私はイギリスの大学に在学中でした。

海外で診察を受けるのは何がというわけではないのですが、やはり不安でした。ふだんはのんびりな笑、NHSができるだけ早く病院に戻ってきて再検査を受けて欲しい、と電話してきたときは、重大な病気なのではないかととても怖くなりました。

 

初めて骨髄穿刺を受けたとき。太いドリルのようなもので腰の骨をグリグリと刺されて、痛くて怖かったです。

 

親知らずの抜歯で入院したとき。ただの抜歯なのに8日間も入院しなければいけなくて。病気がなければ2泊くらいで終わるはずなのに医療費を倍以上に使ってしまったことが悔しかったです。

 

医師になりたいと思って受験を決めたとき。病気なのに医者を目指していいのかな、って考えました。病気の学生より、健康な学生が欲しいんじゃないかな、とか。

 

そして現在も下がり続ける血小板。将来、もっと下がって薬が必要になったら、副作用がでるな・・・とか、子ども産むのも大変だな・・・とか、風邪ひいたら下がっちゃうから風邪ひかないようにしなくちゃ・・・とか。将来のいろいろなことに関して、病気は切っても切り離せないものです。

 

医学生なのに、大学の付属病院に診てもらっているというのも、こんな医学生でごめんなさいって思って悲しくなるときがあります。不健康な医学生でごめんなさい、とどうしても思ってしまいます。病気になるまでできていた献血も、もうできません。たまに、どうしようもなく自分が厄介者にしか思えなくなる。これが、もっともっと周りの人のサポートを必要とする病気だったら、と思うと胸が苦しくなります。

このような悲しく辛い思いをされている人がたくさんいるであろうことは、容易に想像できることです。

 

 

でも、病気になったことで感じたことは不安や絶望ばかりではありません。

自分が患者になったことで、医療の大切さ、こんな医師や看護師がいてほしいという患者目線からの医療者の理想像、侵襲のある検査を受けてるときの不安、家族の存在のありがたさ、健康でいられるということが奇跡だということ、日々治療法開発のために研究に明け暮れる人たちがいること、その心強さ・・・わかったことがたくさんありました。

医師になったら、患者の不安を少しでも和らげたい。

役に立たない、厄介者だと自分を責める人たちを、少しでも楽にできたらいいな。

そう思います。

 

 

私にとって病気は隠すべきものではありません。

近い存在の人、いつも時間を共にする人たちには、知ってもらっていた方がいいと思うのです。

不安を共有するために私は家族のそばにいる。

笑顔のときや、悲しいときに気持ちに寄り添うために友達のそばにいる。

私がそう思うように、私の大切な人たちも思っているはずです。

自分が相手にこうしたいって思うことを、相手にもさせてあげることも愛ではないでしょうか。

心配させるからといって隠すのは、おかしいと思います。

例えば、片方の耳が不自由な友達がいて、それを知っているから話すときはいつもその反対の耳の方で話せます。言わないでいてもらったら、聞き辛いのに気づかずに反対側を歩きながら話してしまうかもしれない。

 

知ってもらうということは、身体のためにも必要なことです。

私は、家族や友達にできたら献血に行って欲しいと思うし、病院や薬局でもITPであることを積極的に伝え、薬の副作用などで血小板がさらに下がることがないようにしています。知ってもらうことで、自分を守れるなら、そうすべきです。

もしも友達が何かの病気を抱えていて、病態が急変したら。その子の病気を医師に伝えることができたら、対応がスムーズにいくと思います。

 

病気と向き合って、一生付き合っていこうと決意して、でも自分の描いてきた未来はそのまま実現できるようにして、さらに病気に苦しむ人たちのために何かをできたら、私は本当の意味で自分の目指す医療者になれる気がします。

 

 

道のりは長いけれど、頑張るぞ!

 

 

お気に入りスナック

十分甘やかされている私ですが、自分でもよく自分を甘やかしています。

 

食べることが大好き!

飲むのも大好き!

クッキングも大好き!

 

というわけで、医学書と同じくらい料理本があるくらい、食にこだわりがあります。

 

 

最近ファンになったのは、アメリカ サハレのザクロピスタチオ。

甘いのに、ブラックペッパーが効いていて、それがアクセントになっていて

すっごく美味しいんです。

 

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この味は、どうにも説明できないので、ぜひお試しあれ〜

 

 

と言いたいところですが、これが本当に高いんです。一袋920円!

私は、賞味期限が近づいていてセールになっているものを460円で購入したのですが、

それでも安くはない。

 

これを定価で買うかと言われると・・・学生にはちょっと辛いかな。

でも、アーモンドとピスタチオがたくさん詰まっているので、高価になるわけはわかります。

 

他の味もたくさん出しているみたいなので、機会があればトライしてみたいです。

大学の教授 教養のある人になるために

最近、他大学や研究所からの講師の先生、教授による授業が多い気がします。

 

授業内容については、90分間にそれぞれがプロとして人生をかけて追いかけてきたことをまとめてあるので、面白いことが多いです。自分の研究内容に興味を持ってもらえるように、その面白さについて語る姿はやはりかっこいいですね。

 

 

 

でも、今日感じたことは、授業内容ではなく、雑談が面白いということ!

 

教養のある先生方のお話は、どれも興味深く学ぶことが多いです。

どれだけの本を読んできたんだろう、

どれだけの人と患者と話してきたのだろう、

どれだけいろいろなことにチャレンジしてきたのだろう、

と思わされます。

そして、もっとこの人と話してみたいと思うのです。

 

医師としてプロフェッショナルになることは最低限必要で、

そのために大学に行かせてもらっているし、自分の専門を決めてからも一生医学を学び続けるわけで。

でも、一般教養を身につけ、教養を日々深めていくことは同じくらいに大事なのかもしれません。

 

人間について学ぶこと、果てしなくて、楽しいです。

 

 

 

愛犬たち

愛すべきペットの紹介です。

 

ペットって、家族であり、仲間であり、宝物のような存在ですよね。

いつも癒してくれるし、笑わせてくれる。

彼女たちは私を嫌がっているけれど、私は大好きです。

 

 

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大きめのこの子はココア。トイプードルのメス。

もう8年も一緒にいます。

この子への愛をどう表現したらいいのだろう。

私がおばあさんになるまで一緒にいられたらって本気で思います。

本当にmy sisterというべき存在。

高校3年生の頃うちへやって来てから、一緒に成長してきたんだもの。

ココアに起こされる朝が一番幸せ。

起きたら隣にいてくれるなんて、これ以上の幸せないよ。

隣に彼氏が寝てるよりも幸せです。

これからも大事にしたいな。

 

 

 

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この小さい子は、こむぎ。トイプードルのメス。

とにかく動きが素早い。とろーんとした目をしてて眠いのかなって思った瞬間、

高い声で吠えながら私の口元をめがけてアタックします。

そのアタックは、ぺろぺろしてくるだけなので痛くはないのですが、ちょっとびっくりしますね。

かわいいからなんでも許してしまいますが、かなりのやんちゃ娘です。

 

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こんな顔して眠るくせに、強気の姿勢で挑んでくるんです。

 

こむぎはまだ2歳にもなりません。

これからたくさんの思い出を作っていきたいです。

 

 

 

朝に欠かせないもの Yorkshire tea

朝、これがなくっちゃ始まらない!

そういう飲み物、食べ物、習慣ってありますよね。

 

私の場合、Yorkshire teaがないとなんだかシックリこない。

イギリス留学時代に毎日ミルクで飲んでいたので、それが習慣化してしまったようです。

 

とはいっても、この紅茶、別に美味しいわけではありません。

毎日飲むものなので、便利で安い!それだけです。

 

一般的には特に美味しくはないはずなのに、毎日飲んでいると美味しく思うこともある。

中毒でしょうか。

 

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このように箱に80個のtea bags が入っているんですが、日本のtea bagのように

親切に紐が付いているわけではなくて、緑茶パックのような感じです。

お湯と少しのミルクでいただくのが好きで、たまに蜂蜜をいれることもあります。

 

とにかく、帰国してから早2年になりますが、未だに(夏を除き)毎朝飲みたくなる。

そういう紅茶です。

 

イギリスにいる友人に送ってもらっています。

送ってもらっているというと、私が頼んでいるみたいですが、わたしはそんなに面倒な奴ではありませんよ!

友達が、わたしのYorkshire teaへの愛を知っていて、親切に何も言わなくとも送ってくれているのです。本当にありがたいです。

 

 

 

最近、こんなのが送られてきました。

 

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うん、Yorkshire teaの箱にかわいい絵がついたバージョンね!

 

 

違いますよ。よく見てください。

 

 

そうです、Yorkshire TREE(木!!!!!)なんです。

驚きました。商品名が変わるなんて、びっくりです。紅茶が木になってしまった。

 

中に何が入っているんだろう、とワクワクしたわたしはアホでしょうか。

 

どうやら、WOODLAND TRUSTによるrainforestの保護活動の一環で、

ケニヤとイギリスのrainforestの木を2020年にかけてもっと増やそうという計画だそうです。

それにしても、可愛くて気に入りました。

 

 

 

今朝はこの紅茶に、トーストのシンプルな朝ごはんをとり、大学の授業へ。

秋らしい糖分を、ということで、ボンヌママンのマロンクリームをトーストに塗って食べました。

 

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Bonne Maman のお菓子やジャムは本当に美味しいです。このマロンクリームも若干甘めでしたが、おいしかったです^^

 

これから、お気に入りの朝ごはんメニューも少しずつ紹介していきたいと思っています。

iPS細胞 移植から1年

10月2日神戸新聞NEXTによると、iPS細胞から目の網膜の細胞を作り、移植した70代の患者の経過が良いそうです。
これが本当に移植そのものによるものか、慎重になるべきという意見はありますが、

心配されていた癌化もなく、希望のあるニュースだと思います。

 

iPS細胞が早く臨床の場で"普通に受けられる治療"になる日が来ますように。

パーキンソン病を始めとする難病に苦しむ人の光となっていることでしょう。

 

以下、Japan Timesの記事です。

www.japantimes.co.jp